0521

金曜日に退職をした。7年よく働いたと思う。大きな花束と寄せ書きをもらって帰宅。挨拶の連絡を少し送ってから花を花器に挿した。花束の状態ではピンク色の強さに圧倒されていたけど(それも可愛いし)分けてみたら適度に優しいバランスになった(これも可愛い)。

睡眠時間を削って考え事をしてるといえば多少聞こえはいいけど実際は考えても仕方がないことにとらわれながら目を開けてるだけかも。相変わらず自室の壁は殺風景で乾いててそこが気に入ってる。

内面吐露のような言葉をここに書くのは自分らしくないと気づいて鳥肌が立ってる。アドレナリンを感じてるならもっと車みたいに走ってる文章を書くべき。

0515

言葉にピンを刺して軽く固定しているような感覚で日記をつけておけば、外部からの情報や雑念に必要以上にとらわれずに済むような気がする。流動的に前に進んでいこうとする流れのなかで、こぼれ落ちるものに対してどこまで親身になる必要があるのか迷うこともあるけれど、時間が有限であることと人の記憶のキャパシティにも制限があること、それらはどちらも確かなことだから。杭を打ち込むほどの執着はいらなくて、軽くピンでとめるくらいがちょうどいい。言葉だけがツールじゃ無いということを楽しみたい。

0508

昨日のたのしかったことを思い出したりまた明日からの暮らしのことを考えていたら電話が鳴って、誰だろうと表示を見たらあやかちゃんだったからすぐに出た。元気?とかそんな感じで、彼女固有の声を聞けて嬉しかった。 彼女の考えてることはしばしばコンセプチュアルで思想的なのにけらけら笑ってるような軽やかさがあるから話していてすごく楽しい。

私たちは時々込み入ってるようで物凄くピュアな話をしてる。相反するものたちを包むように。ちょっとした矛盾がそこにあったとしてもそれらは意外性やいたずら心として、かわいらしくそこにいてほしい。これからも私たちは少し気まぐれだからこそ真摯に言葉と向き合っていける、そう思ってる。

0502

snsは楽しいけどsnsによって世界がどんどん変わっていくのは少し寂しい感じもする。写真を撮ろうとしたことでそこにあった本質的な美しさや人の気持ちや空気を汚してしまったことがなかったか、っていうことが気になったりして。そんなふうに考えてしまうのは栄養が偏っているからかなと思ったので野菜やきのこをたっぷりととった。5ヶ月ぶりにまつげパーマをかけたら安直に嬉しい気持ちにもなって、そういうシンプルな気持ちの上げ方を選んだことはとても正しいことに思えた。本質的なものを求めながら機嫌のいい女でいること、その実践。間違えることと許されることの繰り返しのなかで、少しずつわかり合っていくように。