0628

日記くらいはどんなに忙しくても書けるわ、っていう説明しがたいギャルマインドがあること、血液型や星座のせいにしたくなることもあるけど後天的な性質かも。朝卵を茹でてる数分間コンロ近くに立って文字を打ってる。

朝は考えるよりも選ぶ時間。そして捨てる時間。

職場に着ていく服と日常着に境界をひきつつ譲れない部分はしれっとそのまま馴染ませてみたり。

排他的にならないようにしながら好きなものを守る、って意外と難しいから、身体に身につけておける物である程度の自己紹介をしておいたほうが、言葉で全て説明しなくて済んで楽。気づいてもらえたらラッキー、くらいの印づけ。

あまりに早い梅雨明けと自分らしい無鉄砲さのある7月のスケジュール、こんな天気予報が許されるのだから私だって赦される、そういう気持ちで先を見てる。

礼の夏はどんな感じ?って書いてある手紙を貰えたことも嬉しくて、そのanswerは早めに返すつもり。

0618

15時にマンテと三茶で待ち合わせ。世田谷公園まで歩いてグラニースミスでアップルパイとコーヒー調達。公園のベンチで噴水見ながらだらだら喋った。シャボン玉を吹いてる子供がいたり犬もいたり平和でよかった。

マンテは最近京都に行ったと言いながら可愛いおまんじゅうとクッキーを分けてくれた。そのまま音楽の話をしていたら過去や最近のイベントの話にもなって夜にcontactに行くことに。2020年のサステインが楽しかったって、そのときのフライヤーを画像で見せてくれた。

もっと可愛い服に着替えたいしまた夜に待ち合わせだねって一度バイバイ。マンテの部屋にはナイトライフ用のシェルフがあってこの2年くらいは触ってなかったけど今日はそこを開けるって。

夜は本当にたのしかった。もうすぐなくなってしまう予定のcontactのなか、当たり前のようで当たり前じゃないいくつかの偶然全てに感謝するような気持ちになったり。 マンテはわたしはあっちにはいかない、っていう意思表示をしてくるから大きめなハコのなか一緒にいて面白かった。言葉をもっと覚えてより正確に気持ちを伝えてみたいとも思う一方、バイブスでどうにかできている今の関係性も楽しい。私は両手にジンソーダを持ってマンテは両手にジントニックを持ってお互いにdrink slowlyって忠告し合っていっぱい笑った。

0611

アマプラでswallowを観た、よかった。主人公が異食の予兆として音を立てながら氷を食べるシーンとかすごく。異食をしたあとに自信に満ちていく感じ、〇〇をすることで全てが快方に向かっているかのように感じてしまう、っていうあらゆる依存に共通する感覚。 エスカレートしていくアディクション、やたら機嫌の良い主人公、メイクがカラフルだったりするポップセンスが皮肉的に光ってて。 日常のなかセロトニンが足りない時に考えることってヘルシーな事ばかりではないし、愛を自給自足するときにも他者を仮想的に作らないとやってられないことってある。自ら身体に痛みを取り入れることが他者とのスキンシップの代替になってしまうこと、そういう危うさについていろいろ思うことがあった。 次は何を観ようかな。

0607

生活感のくくりのなかにまとまりきることをやんわりと避けるように、少し踏み外したようなハックを望んでる。植物みたいな佇まいに憧れながら記号的な異物を好んでは時々ちょっと間違える。 コロナ禍は自分のタイミングと責任でインスタントに脱線していくようにピアシングにはまったりしたけど、今はよりナチュラルな身体を好きになってて、いい感じ。

0603

ジュネを読んでると汚くても綺麗、っていう場面があってそういう区切りがわからなくなるところに良さを感じる。彼の描写にはちょっとギャグみたいなところがあるけど人間ってそういうもの、と思えるから好き。こんな風に裏切られたらもはや気持ちがいいよね、っていう恍惚。

整おうとするスタンスから崩れていくこと、世間一般からの期待を全てを振り落とすほどに、美化を嫌うこと。そのなかで耽美を探すこと。大きな声で言わないからこそ夢想は自由に続いてく。

0602

帰宅してスーツを脱いで洗顔してから気を失うように寝てた。薬でも盛られたのか?というほどどろどろの眠りのなか。

目が覚めてからシャワー、朝に感じていた緊張がやっとなくなって、顔にパックを貼り付けて濃縮タイプの野菜ジュースを飲みながら目的など無くスマホを見てた。

最近やたら熱っぽいiphone、待ち受け画面の一部に何故か3という数字が薄く浮かんで小刻みに揺れているように見えたりする。原因を探しながらも面白いからokっていう感じ。迷惑にならない程度の軽いバグは可愛いんじゃないかな。

0530

〇〇「たち」(達)って付けていいのは、基本生き物に対してだけど。 文学的な試みが許される場所では、灯たち、みたいに無生物に付けてみてもいいのかも。複数形のsが日本語にはないからその代わりに。 潜在的なルールをちょっと揺さぶるようないたずらを母国語に向かって仕掛けてみること、言われ尽くされていない言葉を見つけ出すこと、静かにそれを残すこと。